「鯉のいた日」(上野哲也)
人と人を結びつけるのはやはり「会話」なのです 「鯉のいた日」(上野哲也)(「海の空 空の船」)講談社文庫 五月連休だというのにどこにも連れて行けない津村は、子どもたちに対して負い目を感じていた。明日が最後の休日だという日...
人と人を結びつけるのはやはり「会話」なのです 「鯉のいた日」(上野哲也)(「海の空 空の船」)講談社文庫 五月連休だというのにどこにも連れて行けない津村は、子どもたちに対して負い目を感じていた。明日が最後の休日だという日...
夏は再び長編小説に挑戦 夏休みです。読書です。今の中学生はなかなか時間がとれないという声も聞きます。宿題に塾の夏講座に部活動に忙しいと。でも、子どもたちの生活の実態をよくよく見ると、1日の中で時間をとっているのはメディア...
現代は子どもたちが鍛えられていないのではないか 「ニライカナイの空で」 (上野哲也)講談社文庫 前回、本作品を取り上げ、その中で 「新一の状況は 悲惨であるにもかかわらず、 悲壮感は一切ありません。 一陣の風が吹き抜ける...
主人公の「もまれ度」の大きな成長物語 「ニライカナイの空で」 (上野哲也)講談社文庫 12歳の新一は、父の破産により、 東京からひとり 九州の炭鉱町に辿り着き、 父の戦友という 野上源一郎の世話になる。 野上は酒飲みの荒...